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イーサリアム創設者ヴィタリック、イーサリアム開発現状を総括

イーサリアム創設者ヴィタリック、イーサリアム開発現状を総括

2017/05/28 at 12:07 AM 1 comment
2017年5月24日、イーサリアム創設者ヴィタリック・ブテリンがコミュニティに向けエコシステムの現状を知らせるブログを執筆しました。   Metropolisの総括 コア開発者向けのミーティング15と16が発表されました。 受け入れられたEIP(イーサリアム改善提案)が今回リストアップされ、その内の多くがC++とPythonで実装されました。他のクライアント向けのテストも実行されています。 GeneralStateTestsのHive(分散処理フレームワーク処理ソフト)への対応はBlockchainTestsへの変換により進行中で、それは古いステートテストから強化されたものです。GeneralStateTests をまだ実装していないクライアントにはdocker imageを用意してHiveのテストについてマーティン・スウェーデンに連絡を取ることが推奨されます。 テストフェーズがメジャーなクライアントの引き継ぎのマイルストーンにいつたどり着くかに基づく最終のリリース日は、まだ保留中です。ブロックディフィカルティの増加がアイスエイジ(難易度の調整計画)の継続的遅延を下支えしています。ブテリンの予想は、7月12日までブロック時間は20秒を超えず、9月12日まで30秒を超えないというものです。   イーサリアムブロックチェーンの最高記録 ブロックディフィカルティの新しいピークが463.103THで達成され、ハッシュレートは28.8THのあたりで急増しました。 一日あたりのガス使用の有効な過去最高記録はthe DAO攻撃からの大量のスパムの間、2016年6月に達成されましたが、11ヶ月間の最高記録は一日あたり100億7000万と、速い速度で近づいています。ブテリンによると、ブロックあたり1991878ガスの現在、「ガスリミットは動的に調整されているので、急速な手数料の増加を伴う混雑は考えにくいです」   サイドプロジェクト デプロイされたイーサリアムネームサービスのオークションが継続中です。 Whisper向けにRPC(遠隔手続呼び出し)に従うAPIが開発されています。機能するWhisperのリリースとともに近々提供されます。 Swarmは4つの大きな改善を行いましたーウェブインターフェース経由の新たなディレクトリアップロードとダウンロードのサポート、完全なFUSEのサポート、ノード・ツー・ノードのメッセージングのための新たな個人サービス設定プロトコル、そしてより効率的なデータ包含証明のためのマークルツリーハッシュでのチャンクハッシュの置き換え。PoC(概念実証)3の進展が「全速力で進行中」。   Pyethereumの開発 ジャン・シーが主導するチームがpyethappノードを最近のmainnetブロックに同期しました。クライアントはバグ修正後全てのステートとプレMetropolisのブロックチェーンテストをパスしました。残った問題に現在取り組み中です。 4つの新しいプレコンパイルが他の多くのEIPとともに適用されました。 今、新しいtesterモジュールはChainモジュールに完全に基づいており、ステートテスト生成のような機能を提供する、より便利なインターフェースを持っています。   Casperの研究 Casperはvalidator daemon(バリデーターデーモン)、ハイブリッドCasperフォークチョイスルール、Casperコントラクトとテスト、そしてElliptic Curve Digital Signature Algorithm(楕円曲線デジタル署名アルゴリズム)とquantum-resistant-hash-ladder signatures(量子抵抗ハッシュラダー署名を含んだ署名多動性確認コード)を実装しました。   他の研究 シャーディング(異なるノードごとにそれぞれ別の取引を処理させ、それぞれの取引が小さなサブセットノードによって処理されること)関連の取組み、特に「データ利用可能性問題」についてレポートが作成されました。それに加えて、シャーディングFAQが更新されました。 グレッグ・コルビンの「EVM1.5」の提案の両方がEIP、草稿615と616として書かれました。   Gethの開発 トランザクションプール向けの人為的な20シャノンミニマムガスリミットの撤廃のおがげで、Gethノードは今や任意価格のトランザクションを受け入れ、中継できます。 Hard Disk Driveユーザーの同期のバグ再発が特定されました。コードは堅牢性と安定性を高めるため書き直され、いくつかのEVMのボトルネックが修正され、60%高速化したコントラクト実行とメモリ・ロスの95%減少の結果となりました。 Status、Wallethそしてその他がライトクライアントとともにモバイルバインディングを調整され、最初のイベント回復の概念実証が行われました。Puppeth、CLiqueそしてRinkebyへの小さな変更は階層型フォーセット、プライベートネットワーク向けの設定可能なガスダイナミクス、そして自動的なイーサリアムネームサービス統合を含みます。 新しいフィルタリングメカニズムがコントラクトについてブロックチェーンをフィルタリングする時間を分から秒単位に削減することを約束します。ブロックを見つけることへの影響なくマイナーがトランザクション手数料を下げ、それらのブロックをトランザクションのプロセスをマイニングのプロセスと並行になるよう動かすマイニング戦略の方法で含めることが可能かもしれません。 TrueSec ABは外部のセキュリティ監査を実施した後、重大な問題を発見しませんでした。   C++開発 監視ノードで、mainnetへの完全な同期が達成されました。 Metropolis向けのEIPはほぼ完成しています。 スナップショットと高速同期開発が進行中です。 StatediffがTestethツールの特定のケースのデバッグに利用可能な新しい選択肢です。   Remix リエントランシーのバグを検知できる静的解析モジュールはほぼ完了です。これは@soad003による外部の貢献です。 フォルダ内の開いているファイルを表示するフォルダビューが追加されました。今や、例えばGitHub経由でインポートされたファイルはフォルダビューで見えます。マッピングはデバッガーによって表示されることができ、タブはより良く見渡せるよう並べ替えられました。   Solidity コンパイラーとやり取りする統一標準JSONインターフェースがリリースされ、「インターフェースコントラクト」の機能が追加されました。 効果を持たないステートメント、単項プラス、そして使用されていない変数を含むさまざまなセーフティチェックが追加されました。 ウェブアセンブリとEVM1.5の各バックエンドを網羅する中間言語の取り組みが継続中で、ミューテーション解析と他の多くの拡張を可能にする抽象構文木のエクスポートとインポートについてほぼ完了です。   Mist Mistについてはブテリンは「Geth固有のハードコードされたノードとネットワーク対応を分離し、ローカルまたはリモートの clientBinaries.jsonによって定義された任意のノードやネットワークを可能にする」と述べました。 GitHub/Swarmベースの自動アップデーターの準備のため、MacOSとWindowsのコード署名が統合され、バックエンドの設定が設定ユーザーインターフェースについてリファクタリングされました。 いくつかの監査結果が今後のバージョンに組み込まれる予定です。 プロバイダーの変更はおそらくMistや他のMetaMaskやstatus.imのようなプロジェクトを今後の開発に対して堅牢にするでしょう。これに関する議論がGitHubで続いており、新たなプロバイダーに関する発表が近いうちあるでしょう。   Web3.js 秘密鍵の生成とそれによる署名のweb3.jsへの取込みが視野に入っています。ドキュメントで、開発者がどうやってウォレットを作成し、彼らのDappで署名を与えられるかについて情報を提供しています。新しいWhisper APIと新しいweb3.jsは@maiavictorのSwarmライブラリーが追加され次第、コミュニティによるテストドライブに向け準備完了となるでしょう。   多くの画期的なイノベーションがすぐそこに控えており、ETHNewsは今後もその動向をお知らせしていきます。   ジェレミー・ネーション/JEREMY NATION ジェレミー・ネーションはロサンゼルスに住む、テクノロジー、人権問題、そして料理に関心を持つライターです。ETHNewsのフルタイムスタッフライターで、ETHホルダー。   ETHNewsは自らの編集方針にコミットしています。 読んで面白かったですか?@ETHNews_で私達をフォローして、総括、ビタリック・ブテリンそしてその他のイーサリアムエコシステムニュースの最新情報を受け取りましょう。   (ソース元記事:https://www.ethnews.com/ethereum-roundup-with-vitalik)