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イーサリアム基盤技術を始めとしたエンタープライズ・ブロックチェーンの未来

イーサリアム基盤技術を始めとしたエンタープライズ・ブロックチェーンの未来

2018/02/19 at 7:13 PM 0 comments
ブロックチェーン(Blockchain)技術は2018年、企業の中枢を担う1つの要素になると考えられています。ブロックチェーン技術自体は、ビットコイン(Bitcoin)が誕生して以来、イーサリアム(Ethereum)等の仮想通貨の基盤技術として活用されてきましたが、仮想通貨の注目度が高まることで、多くの企業がブロックチェーン技術を積極的に取り入れ活用、革新しようと試みています。 仮想通貨としては時価総額第2位のイーサリアムブロックチェーン技術を活用しようと、2017年春にEEA(Enterprise Ethereum Alliance)が設立されたこともその証拠と言えます。 本記事では、企業向けのブロックチェーン技術であるエンタープライズ・ブロックチェーン(Enterprise Blockchain)について解説した後、エンタープライズ・イーサリアム(Enterprise Ethereum) の未来を考察していきます。 エンタープライズ・ブロックチェーン(Enterprise Blockchain)とは? ブロックチェーンには大きく分けて2種類あります。 パブリック・ブロックチェーンの特徴(Public Blockchain つまり Bitcoin or Ethereum, etc...) 匿名性が高い データがすべてのユーザーに共有されている コンセンサスアルゴリズムが現行はPoW エンタープライズ・ブロックチェーンの特徴(Enterprise Blockchain つまり  Hyperlegder, Ethereum Enterprise, Ripple,etc...) すべてのユーザーまたデジタルアイデンティティは特定の信頼の置ける組織によって認識されている データの読み書きはロールベースで幾つかのユーザーによる許可をもとに行われる。 複数のアルゴリズムがコンセンサスに使用される 多くの企業がブロックチェーン導入を試み、失敗を重ねているのが現状です。というのも、パブリック・ブロックチェーンを使用していたことが原因とされています。パブリックのものでは、各企業の持つ特殊なプロトコルを採用することが困難であったからです。 そこで、エンタープライズ用のブロックチェーンを代わりに使用することが考えられています。エンタープライズ・ブロックチェーンにも、さらにプライベートとコンソーシアムの2種類が存在します。 プライベート・エンタープライズ・ブロックチェーン 名前の通り、1つの組織または企業によって管理されるブロックチェーンのことです。 コンソーシアム・エンタープライズ・ブロックチェーン 複数の組織または企業によって管理されるブロックチェーンのことで、新規に参加する場合、複数の参加組織または企業からのコンセンサスが必要となります。 エンタープライズ・ブロックチェーンの強み、活用方法 エンタープライズ用のブロックチェーンを作り使用することは、企業にとって幾つかのメリットを提供します。そのため、大手IT企業(マイクロソフト、IBM、SAP、オラクル、etc.)や、様々なプロジェクトがエンタープライズ・ブロックチェーン技術を改良しようと研究開発を行っています。 活用方法 多くの業種や業務において将来を嘱望されています。 例えば・・・ サプライチェーンにおいて、全体の透明性と説明責任を改善する可能性があります。現在は材料の供給元の追跡、信憑性やオリジナルの証明、先行リコール、商品流通の加速などの用途において使われています。 資産管理の新たな方法として公共機関(国)からも新規需要を見出しています。 エネルギーの新たな売買方法を提供します。 これらを実現するためのプロジェクトは、上記の大手IT企業やプロジェクトによって推進されています。 メリット 全般的なメリットとしては、企業の取引や作業の効率化、迅速化。仲介者を減らすことによるコスト削減や時短。それによる収入の増加が見込めます。 エンタープライズ・イーサリアムの強み 各々の企業がブロックチェーン技術を改善している中、仮想通貨イーサリアムもエンタープライズ向けにブロックチェーン技術を提供しようと動いています。 エンタープライズ・イーサリアムの強みを、パブリックイーサリアム・ブロックチェーンと比較した場合と、他のエンタープライズ・ブロックチェーンとの比較に分けて解説していきます。 パブリックイーサリアム・ブロックチェーンと比較して 先述したように、イーサリアムはパブリックブロックチェーンであり、エンタープライズ向きではありません。一方でエンタープライズ・イーサリアムは非公開のブロックチェーンとして、その名の通り企業用途に合わせて設計されていることがあげられます。また、イーサリアムの特徴であるスマートコントラクトは実装されており、コンソーシアム型として使用するのには最適であると考えられます。 他エンタープライズ・ブロックチェーンと比較して 元々イーサリアム技術を使用していることで、最終的にパブリックのブロックチェーンとも連携することが考えられる点です。それにより、より信頼性の置けるデータ管理、取引契約を実施することが期待されます。 冒頭で記述したEEA(Enterprise Ethereum Alliance)が存在し、多くの企業が参加していることは産業横断型のベストプラクティスやブロックチェーンナレッジを、全業界に適宜に提供可能であることもさらなる魅力です。 エンタープライズ・イーサリアムの課題 全企業(全業界、業種)向けのベストプラクティスを目指しているため、より多くのEEA加盟企業が必要となります。それから技術面において、パブリックのイーサリアムプラットフォームとの連携を実現するための手段を模索している段階であり、今後、セキュリティ、スケーラビリティに関係した面を改善していく必要があります。 第一に、エンタープライズ・イーサリアムの実用例がないため、まだ改良、実用段階に移るための時間は必須と考えられます。 「EEA also plans to develop open industry standards. "This open source framework will enable the mass adoption at a depth and breadth otherwise unachievable in individual corporate silos and provide insight into the future of scalability, privacy, and confidentiality of the public Ethereum permissionless network," according to the press release.」(引用:https://www.techrepublic.com/article/growth-of-enterprise-ethereum-alliance-signals-blockchains-impact-on-future-of-business/) エンタープライズ・イーサリアムの未来 ブロックチェーンを導入する大手ライフサイエンス企業は、この5年間で83%にまで到達するといった予測が立てられています。それに準じて、その他多くの業界/企業も活用していくことは明白です。事実、ブロックチェーン技術を検討している北米とヨーロッパの大手銀行の割合は90%にまで達しております。 (引用:https://www.sap.com/japan/products/leonardo/blockchain.html#) 様々な競合、別プロジェクトが活発に動いている中、エンタープライズ・イーサリアムが先陣を切ってブロックチェーン技術を多くの企業に提供する未来は、もう数年の月日がかかると予想されます。しかしその時、世界の全企業の間で革新が起こることに疑いはありません。ブロックチェーン技術の動向、それに伴うイーサリアム・エンタープライズの飛躍に今後も注目です。 参考記事: https://www.linkedin.com/pulse/blockchain-enterprise-new-tech-old-problems-chad-woodward/ https://www.coindesk.com/enterprise-blockchain-may-finally-ready-breakout/ https://azure.microsoft.com/ja-jp/blog/accelerating-the-adoption-of-enterprise-blockchain/ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000647.000000183.html https://www.sap.com/japan/products/leonardo/blockchain.html# http://gaiax-blockchain.com/enterprise-ethereum)
米国特許商標局がマスターカードの「情報トランザクションインフラ」特許を公開

米国特許商標局がマスターカードの「情報トランザクションインフラ」特許を公開

2017/08/05 at 11:27 PM 0 comments
マスターカードが申請する特許、暗号通貨による返金を探ろうと試みる 2017年8月3日、米国特許商標局 (USPTO)は2017年1月27日に出願された、イーサリアムアライアンスのメンバーでクレジット界の巨人であるマスターカードによって開発された特許の出願書類を公開しました。   この文書は「情報トランザクションインフラストラクチャ」と言うタイトルがついており、発明者のウラジミール・ゴロシュチクが単一の作者としてクレジットされています。申請によれば、この特許は暗号通貨の取引にまつわる各問題を解決するもので、ユーザーに暗号通貨で返金を受け取る機能を提供する利点について説明しています。   “(ブロックチェーン上の)トランザクションは公開で不可逆のため、集権型の電子マネーシステムの持つ全機能を実現するのは大きな挑戦ですー特に、返金の処理が困難です。 集権型の電子マネーシステムで実現可能なそれと同等な一連の各サービスでの暗号通貨の利用を可能にするバーチャルマネーインフラを実現することが望ましいでしょう”   マスターカードは二つのウォレットの活用を提案していますーオンチェーンの認証されたトランザクションに面する公開のものと、公に見ることはできないプライベートに面したウォレット。このプライベートに面したウォレットは共有ウォレットサービスプロバイダーとの統合を意図されています。文書によるとー   “これは、秘密鍵がユーザーと(このモデルを利用するユーザーによって信頼されることが必須の)サービスプロバイダーで共有される暗号的ウォレットで実装が可能です。これはリソース集約型のブロックチェーンベースの認証よりも、標準のアカウント調整プロトコル(共有のウォレットサービスがアクセスできるので)を用いた共有ウォレット内での残高の移転の実行を可能にします”   マスターカードの外部コミュニケーション担当上級副社長のセス・アイゼン氏は、ETHNewsにこのような声明を出しました:   “私達は、当社と当社の顧客、カードホルダーに価値を生み出すため、常に市場に新しい考え方やイノベーションをもたらす方法を探しています。特許の申請はそのプロセスの一部で、アイデアが実際に市場化されるかどうかに関わらず、当社の知的財産を保護する措置を取るものです”   この特許が実際にサービスとして実現した場合、広範に採用されるかどうか、そして集権型の主体が分散型ネットワークで返金を提供することを市場参加者がどう感じるか、今後明らかになっていくでしょう。   ジェレミー・ネーション/JEREMY NATION ジェレミー・ネーションはロサンゼルスに住む、テクノロジー、人権問題、そして料理に関心を持つライターです。ETHNewsのフルタイムスタッフライターで、ETHホルダー。   ETHNewsは自らの編集方針にコミットしています。 読んで面白かったですか?@ETHNews_で私達をフォローして、マスターカード、米国特許商標局、またはその他のイーサリアムビジネスと金融ニュースの最新情報を受け取りましょう。 (ソース元記事:https://www.ethnews.com/united-states-patent-and-trademark-office-publishes-mastercard-information-transaction-infrastructure-patent)
「ザ・インスティテューツリスクブロックアライアンス」はイーサリアムの保険業界向けユースケースを推進する

「ザ・インスティテューツリスクブロックアライアンス」はイーサリアムの保険業界向けユースケースを推進する

2017/07/14 at 11:06 PM 0 comments
ザ・インスティテューツにより新たに結成されたコンソーシアムが保険業界のためのブロックチェーンの利用ケースを開発 エンタープライズイーサリアムアライアンス(EEA)の創立メンバーで保険知識グループのザ・インスティテューツが2017年7月12日、リスク管理と保険業界に焦点を合わせたブロックチェーン連合の結成を発表しました。   「インスティテュートリスクブロックアライアンス」と名付けられたその団体は、発表によれば、「保険業界のさまざまなセグメントを代表する30以上の組織を横断したザ・インスティテュートによる協働促進の取組みの結果です」。コンソーシアムは保険の証明、代位、データ共有、リスク登録簿そしてパラメトリック保険に適用可能とされるブロックチェーン技術の利用ケースの開発に注力するつもりです。 リスク管理と保険の分野の専門家達が、利用ケースを発見、評価するためブロックチェーン開発者達と公式に集結します。デロイトコンサルティングが協働に関する専門的知識を提供し、ザ・インスティテューツはコンソーシアムを促進する能力について、 「私達は好位置につけている」と自信を表明しました。   ザ・インスティテューツの社長でCEOのピーター・L・ミラー氏は、業界の多様な立場の人々が共に協働する必要性を強調しました。 「リスク管理と保険業界は、動きが早く革新的で、かつデータ駆動型の環境に直面しています」とミラー氏は言います。「保険会社の持つブロックチェーンに関する知識の程度は異っており、このテクノロジーを私達の業界に根付かせる鍵はメンバーの協働を確保することです。その理由からザ・インスティテューツはこのコンソーシアムを結成しました。」   ザ・インスティテュートによると、「ブロックチェーン技術はリスク管理と保険業界にとって大きなポテンシャルを持っています」。より効率的な請求プレミアムの支払システムと詐欺の低減を顧客サービスのツールとして活用できる保険会社によって、保険契約者はより良いサービスの提供を受けるでしょう。 今後について、ザ・インスティテューツはブロックチェーン技術について業界を啓蒙することが今後の継続的取組みの焦点となるであろうと述べました。   ライター:ジェレミー・ネーション/JEREMY NATION ジェレミー・ネーションはロサンゼルスに住む、テクノロジー、人権問題、そして料理に関心を持つライターです。ETHNewsのフルタイムスタッフライターで、ETHホルダー。   ETHNewsは自らの編集方針にコミットしています。 読んで面白かったですか?@ETHNews_で私達をフォローして、インスティテュートリスクブロックアライアンス、保険、またはその他のイーサリアムアプリケーションのニュースのの最新情報を受け取りましょう。   (ソース元記事:https://www.ethnews.com/the-institutes-riskblock-alliance-will-advance-use-cases-for-the-insurance-industry)
2017年、エンタープライズイーサリアムの誕生

2017年、エンタープライズイーサリアムの誕生

2017/01/10 at 11:33 PM 0 comments
    この24ヶ月、ブロックチェーン技術のエンタープライズ利用は想像もしていなかった速度で発展してきました。   初期のビットコインの実験から、シニアバンカーによるスタートアップ企業への参画、パブリックイーサリアム分散型アプリケーションのローンチ、イーサリアムテクノロジーを利用する多数の現在開発されているプライベートなパーミッション型システム、そして業界コンソーシアムの始動まで、ブロックチェーンは2017に入ってエンタープライズITの主要トレンドの一つに躍り出ました。   市場は既にインキュベーション段階を過ぎ、イノベーター達が有効にテクノロジーと最初のアプリケーションを構築しています。アーリーアダプターのフェーズを越えたかも知れません。今までにも増して、メインストリームのエンタープライズITの各組織は知見を集めブロックチェーンで実験を行うだけでなく、このテクノロジーの新たな利用ケースや複雑なITの課題に手を付けようと試みています。これまでより頻繁に私達の顧客は、POC(概念実証)ではなくMVP(実用最小限のプロダクト)の構築、あるいはプロダクションに向けた環境固めに手を貸して欲しいと言っています。   この採用の旋風、もっと言えば竜巻の最中、いくつかの鍵となるテクノロジーが潜在的にブロックチェーンプラットフォームのデファクトスタンダードとして現れつつあることも明白である一方、同時にIT組織はこのテクノロジーの持つ複雑さと能力に圧倒される場合があります。   イーサリアムは間違いなく、今日最も一般的なエンタープライズ開発向けブロックチェーン技術です。20,000人の開発者が全世界に存在し、パブリックチェーンが10億ドル相当の価値を保持し、オープンソースの開発ツールのエコシステムが立ち上がる中、アクセンチュアが「全ての自尊心があるイノベーション研究所がイーサリアムを動かしそれで実験している」と見ていることは驚くに値しません。クラウドベンダーも、イーサリアムを第一級市民としてイーサリアムをサポートしています:Alibaba Cloud、 Microsoft Azure、RedHat OpenShift、 Pivotal CloudFoundryは全てイーサリアムを主要な提供ブロックチェーン(のひとつ)として機能の目玉としています。   なぜでしょう?ソフトウェアが広く提供されていますすーイーサリアムクライアントをダウンロードして、好みの開発環境を選び、始めるだけ。イーサリアムは汎用的でプログラミングしやすく、フルスタックのまたはウェブ開発者ならSolidityスマートコントラクトプログラミング言語を数時間で覚えて、数日で最初のアプリケーションを開発できるでしょう。ドキュメンテーションは豊富で、コード例やデプロイメントフレームワーク、トレーニングも数多い。これだけ多くの会社がイーサリアムを「ブロックチェーン・オブ・チョイス」として利用していることは驚くに値しないでしょう。   今日、企業は、サプライチェーン追跡、決済、データプライバシー、コンプライアンス、そしてアセットトークン化等さまざまな領域で、プライベートイーサリアムネットワークをプロダクション環境または類似環境でデプロイしています。確かに、投資銀行が証券のクリアリングと決済を完全にイーサリアムネットワークに移行するのは未だ少し先ですが、稼働中のプライベートイーサリアムネットワークは既に散見されますー金融サービスにおいても。   しかし、エンタープライズを採用する企業は次のような、いくつもの課題に直面していますー   イーサリアムは当初、トラストレスの要件が、パフォーマンスのそれに勝るパブリックチェーンのデプロイ向けに開発された。現在のパブリックチェーンのコンセンサスアルゴリズム(特にプルーフ・オブ・ワーク)は信頼された参加者と高いスループット要件を持つネットワークにとって過剰である。   パブリックチェーンは定義上、(少なくとも初めは)プライバシーや許可の要件が限定される。イーサリアムはスマートコントラクトやネットワークレイヤー内で許可の実装を可能にするが、設定なしで簡単には、従来のエンタープライズセキュリティと、アイデンティティのアーキテクチャともデータプライバシーの要件とも、互換性を持たない。   当然、現在のイーサリアムの改善プロセスはパブリックチェーンの主な問題に集中し、これまでその中でエンタープライズITの要件が明確化され、優先順位付けされるのは難しかった。   その結果、プライベートイーサリアムネットワークを実装した多くの企業は、オープンソースの実装を「いじった」、つまりフォークしたか、彼らのデプロイの要件を満たすためプロプライエタリなベンダー拡張に頼りました。その内の一部は非常に洗練されており、コンピューターサイエンスの最先端を突き進んでいます:BlockApps STRATO、 Hydrachain、 Quorum、 Parity、 Dfinity、そしてRaiden。そうするのも無理はなく、事実上これまで唯一の有効なアプローチだった一方、否定的な側面は明らかですーアプリケーションの移植性がない、コードベースの断片化、そしてベンダーロックイン。   驚くことではないですが、ここ数ヶ月これは、エンタープライズ技術ベンダー、企業ユーザー、そしてイーサリアム系スタートアップ企業の話題となっていました。これらの議論はビタリック・ブテリンの賛意と関与によって、エンタープライズ技術ベンダー、最大手企業ユーザー、そしてイーサリアムインフラリーダーからなる専門グループでの、「エンタープライズイーサリアム」を定義するためのロードマップ、法的構造、ガバナンス、そして最少の技術開発を定義する協働に拡大しました。ある程度までこれは、TCP/IPやHTTP、あるいは(ソフトウェアの見地から)JavaやHadoopのような他の主要なプラットフォーム技術がたどった道です。   Javaは決して広く使われるエンタープライズ開発ツールとして意図されたものではありませんでした。もともとは、インタラクティブTV(具体的にはセットトップボックスとスマートカード、Java Cardを覚えている人は?)のために開発されたものでした。しかし、Javaは(クライアント・サーバまたは3層アーキテクチャとして知られる)データベースのバックエンドを持つウェブ開発において多くの利点を持っていましたー包括的なウェブとデータベースのAPIを持ち、「一度(プログラムを)書けば、どこでも実行できる」プラットフォームの移植性を提供し、オブジェクト指向プログラミングの概念を親しみやすい文法で単純化し、高速開発のエコシステムを持っていました。なるほど、当時のJ2EE(現在のJavaエンタープライズエディション)を開発したのはSunではなく、いたずらっ気を持つスタートアップのWebLogic、エンタープライズ顧客の一団、そして他のベンダーでした。同様に、Hadoopは元々、ウェブのインデックス化そして広告提供の為に作られました。そして、TCP/IPが文字通りどこにでも存在するプロトコルとして台頭することを誰が予期していたでしょう?   イーサリアムはそのような軌道とポテンシャルを持つ、おそらく唯一のブロックチェーン技術です。初期のエンタープライズによる採用を促進するための「パブリック・パーミッションレス型」対「プライベート・パーミッション型」の区別さえも、かつて企業が当時利用可能だったパブリックインフラのセキュリティとスケーラビリティの問題に満足するまでよく見られたインターネット対イントラネットの論評のある種の再現です。   主な採用者、支援者、そしてイーサリアムのエンタープライズ利用を形作る人々を集めることにより、私達はテクノロジーのためのプラットフォームだけでなく、ガバナンスと「エンタープライズイーサリアム」のための規格を作成するツールを提供しようとしています。「委員会による死」ではなく、「プレイするなら払え」もなしに、エンタープライズの要件のための十分なガバナンスを開発するビルダーと行動する当事者のグループです。私達の協働者の一部はこのアプローチの新鮮さ、そして単一の規格で作業することとオープンソースのコードベースで可能になった技術の進歩の速度に注目しています。さらに、エンタープライズイーサリアムは、現在のイーサリアムのスケーリングのロードマップからさらに積み上げ、パブリックイーサリアムとの互換性と相互運用性を維持します。事実、私達はエンタープライズイーサリアムがイーサリアム全体の開発に大きく貢献するであろうと確信しています。   私達は近く、既にエンタープライズイーサリアムを形成している多くの利害関係者に関する公式の情報をリリースするつもりです。もしあなたがイーサリアムの大手企業ユーザー(あるいは加わる予定)で、このイニシアチブについてもっと知ることに関心があるなら、登録のため私までご連絡くださいーjeremy@ethent.org   お楽しみに…最良のものはこれからです。   ジェレミー・ミラー ジェレミー・ミラーはConsenSys社のスタッフのチーフです。彼のキャリアはオラクル社での最初のJavaアーキテクトとして始まり、その後オラクル社といくつかのスタートアップ企業での販売管理と戦略の役割に移りました。それからオックスフォード大学でMBAを取得し、ゴールドマン・サックスでM&Aのチームに加わりました。ConsenSys社においてジェレミーはエンタープライズとプロダクトのなかで複数のフォーカスを持ち、またエンタープライズイーサリアムの「チーフイニシエーター」でもあります。   この記事はどうでしたか?こちらから私達のウィークリーニュースレターに登録を!   (ソース元記事:https://media.consensys.net/the-birth-of-enterprise-ethereum-in-2017-ebe7f7abed92)