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2018年イーサリアムとDAppは飛躍するか?

2018年イーサリアムとDAppは飛躍するか?

2018/01/12 at 7:00 PM 0 comments
2018年、新年を迎えイーサリアム価格が大きく高騰しました。 その要因の一つがイーサリアムのブロックチェーンプラットフォーム上で作動している”DApp”です。 それは、”CryptoKitties”=”仮想通貨子猫”というDAppゲームのことです。現在、CryptoKittiesは全イーサリアムの日計トランザクションボリュームの20%を占めており、イーサリアムの価格設定に大きな影響を与えています。(参照:こちら) そこで今回は、イーサリアムの価格価値に影響を与えるDAppについて説明、考察していきます。 DAppとは まずは簡単にDAppの説明をしていきたいと思います。DAppとは、Decentralized Applicationの略で、つまり、ブロックチェーン技術によって構築された分散型のアプリケーションサービスのことを示します。現在は、基本的にスマートコントラクトを活用、実装することで利用価値を高め、サービス提供しています。そのため、スマートコントラクト技術を有するイーサリアムを基盤に作られることが多いのです。 DAppの特徴はネットワーク上に広がるサーバーとコミュニティにより共同的に管理していくことが可能なことです。従来の集中型アプリケーションと違い、主体の単一障害点(単一箇所が働かないと、システム全体が障害となるような箇所を指す)がなく、オープンソースであるため、データ改ざん不可能、よって透明性が非常に高いのです。簡単な図で説明すると以下のようになります。 また、イーサリアムのDAppは主に3つの種類のアプリケーションに分類されます。 ①Financial Applications:お金が絡む契約に関してより良い管理方法を提供するもの ②Semi-Financial Applications:お金が関係するしないに関わらず、重要事項を提供するもの ③Governance Applications:オンライン投票やお金に関連しないdecentralized governanceを提供するもの 現在イーサリアム上のDAppは約1000種類存在し、稼働しているDAppはおよそ300アプリケーションになります。こちらのサイトから全てのDAppを確認することができます。(参考:https://www.stateofthedapps.com/) 現在進行しているDAppのプロジェクト例 2018年最初のイーサリアム価格高騰の要因にもなったと考えられているDAppのプロジェクトを二つ紹介します。 Gnosis https://gnosis.pm/ Gnosis(ノーシス)はイーサリアム上に構築された分散型予測市場プラットフォームです。Gnosisは誰でもあらゆるイベントの結果を予測できるオープンなプラットフォームを提供し、予測市場アプリケーションの作成やカスタマイズを劇的に単純化させることを計画しています。 2017年12月に、Gnosis Olympia(誰でも参加可能のイーサリアム推移予測トーナメント)が開催され、Gnosisの注目度が上昇しました。そして、2018年1月末に携帯やタブレット端末で使用できるアンドロイド版イーサリアムウォレットアプリケーションがリリースされることがイーサリアム価格高騰に影響を与えたといった考えがあります。 「The Gnosis Safe wallet for Ether and other ERC-20 tokens is geared towards single users using 2 or more factor authentication. The additional factors can be held by mobile devices (phones, tablets) and hardware ledgers. We plan to release an MVP for Android by the end of January 2018.」(引用:https://gnosis.pm/timeline) Airswap https://www.airswap.io p2pで直接ERC20トークンの売買が可能なプラットフォームです。 注文処理のみにオンチェーンを利用しており、トークンを交換したいパーティー/トレーダー同士をマッチングさせ、オフチェーンで取引のレートを決めさせ、両パーティー/トレーダーが合意する条件で取引を成立させます。この時AirSwapは、オラクルにより適切なレートを提案することが特徴です。また、取引処理のみオンチェーンで行うため、取引スピードが速く、GASも安く済むというメリットがあります。  そして、新年を迎えAirswapは1月16日にトークントレーダーをプライベートリリースすることを発表しました。この新たなプロダクトは今までのプロダクトが保有していない新しい機能を備えており、今回のリリースに対して多くの期待が集まりました。よって、これがイーサリアムの年始高騰に影響を与えた可能性は十分に考えられます。 (参照記事:https://consensysmediajapan.com/3357.html) 「We’ve scheduled a private release of the Token Trader for January 16th. We’ll be working with our beta tester group to start making our first mainnet trades, and look forward to open a public release soon thereafter. This release will also include some new key features that we’re excited to share.」(引用:https://blog.airswap.io/airswap-team-update-jan-5-2018-662bc4696172) DAppの課題と解決策 DAppは確かにイーサリアムの価格を高騰させる影響力を有し、いくつかのDAppは画期的な機能を兼ね備えています。しかし、DAppの課題も同時に挙げられます。 影響力の強いDappはでてくるか? DAppが今後、冒頭で挙げたCryptokittiesほどの影響力を生み出すことは難しいと考えられていることです。Cryptokittiesの需要はほんの短期間の間に著しく上昇しました。しかし、それはたった一度の出来事で、今後これに似た急需要が起こることは考えにくいでしょう。現に、新たなCryptokittiesを目指そうとCryptoPuppiesやCryptoPetsといったDAppが開発されています。 「CryptoKitties was a one-time success story of a decentralized application that reached large-scale commercial success. It did so through extensive mainstream media coverage triggered by a sudden increase in demand. It is extremely rare for an app on the Ethereum protocol to achieve the level of success that CryptoKitties did.」(引用:https://cointelegraph.com/news/dapp-browsers-will-radically-accelerate-mainstream-ethereum-adoption) Dappダウンロードプラットフォーム 現在の時代背景に関連することから一つ挙げられます。現代社会を生きる私たちは普段様々なアプリケーションをインストールする際、基本アップル社のApp Storeかグーグル社のGoogle Play Storeから取得します。携帯やパソコンから簡単にダウンロードできることが当たり前になっているのです。そのため、特定の代理店、webサイト、デベロッパーからアプリケーションをダウンロードすることは手間を要し、需要を高めることが難しくなっています。 数ヶ月前からこの問題を解決すべく、イーサリアム上にApp StoreやGoogle Play Storeのようなプラットフォームを形成するよう開発が進んでいます。現在では以前よりも使い易いDAppダウンロードプラットフォームが登場しています。 「To imagine the current structure of Ethereum’s decentralized application market, one has to consider the mobile app era prior to the existence of Google Play Store and Apple App Store. At that time, users had to download apps from websites directly from the distributors and developers. The process was highly inefficient and for apps to gain popularity, a significant amount of capital had to be allocated to marketing. Over the past few months, Ethereum-based browsers have provided a better platform for users to search for innovative decentralized applications. These browsers are essentially operating similarly to the Google Play Store and the Apple App Store in terms of aggregating decentralized apps for users to peruse.」(引用:https://cointelegraph.com/news/dapp-browsers-will-radically-accelerate-mainstream-ethereum-adoption) トランザクションの遅延 イーサリアム上のトランザクション速度を遅延させてしまうことです。分散化ネットワークでは、ブロックチェーン上の一つのブロック内に収まるデータ/取引情報の容量には限度/制限があります。その結果として、処理能力の低下、送金遅延、手数料の増加やノードの詰まり(集中化)等の問題が顕在化しています。これらを一括して「スケーラビリティ問題」といいます。DAppもこの問題を引き起こす一因と考えられています。 現在、その改善のためにシャーディングを行うことを公表しています。(参照:https://consensysmediajapan.com/3512.html) 注目のDApp Etherions https://www.etherions.com/ 2018年1月9日に公開された、今最も注目されているドラゴン育成DAppゲームです。これはCryptokittiesと似ているアプリケーションです。しかし、Cryptokittiesよりも豊富なファンクションを兼ね備えています。例えば、3Dでキャラクターが表されること、戦闘が可能であることが挙げられます。しかし現在はデモ版のみの配信に限ります。今後完全公開され、Cryptokittiesのような需要を獲得することができるのか楽しみなDAppです。 APPIAN https://appian.io/index.html APPIANは未だ開発段階ではありますが、DAppを世界に広めることをビジョンとして持つ世界初のDApp Storeを備えたアプリケーションです。上述しましたが、AppleのApp StoreやGoogle Play Storeのような存在を構築することが今後のイーサリアム又Dappの需要を高めることは間違いありません。近い将来APPIANが完全公開され、DApp全体の需要が伸びることが期待されます。 今後のイーサリアムとDApp イーサリアムとDAppは、DAppがイーサリアムのブロックチェーン技術を使用していることから密接に関係しているといえます。その結果として、イーサリアム価格の高騰の一因にもなりました。上記のDAppやその他今後出現してくるDAppが脚光を浴び、需要を高めることで自然とイーサリアムの価値は右肩上がりとなるでしょう。 しかし、DAppには長期の開発期間が必要不可欠であるため、現状を変えることには長期的視点が求められます。DAppとその基盤技術イーサリアムの成熟は、新しいアプリケーション時代の到来の鍵であると考えられるでしょう。
【Gnosis】管理ページ(インターフェース)を覗いてみよう

【Gnosis】管理ページ(インターフェース)を覗いてみよう

2017/09/05 at 6:55 PM 0 comments
    今回はGnosisコアの重要な部分である、管理ページ(インターフェース)について紹介します。このインターフェースでは、予測市場を作成し、取引し、維持する操作が可能です。 私たちは、直感的でシンプルなユーザーエクスペリエンスを実現するために、懸命に取り組んできました。 インタフェースのほとんどの部分はすでに実装されており、今後数週間以内に公開する予定です。   「Dashboard」ページ メインのダッシュボード上では、資金の入出金や、独自の予測市場の作成が可能で、アクティブな市場とあなたのトレード情報を閲覧することができます。トレード情報は、現在保持しているETHトークンの残高、予測市場で得る投資利益、そして既に参加している市場の数が表示されます。 その下には、新しく作成された市場や、終了が近い市場のプレビューが表示され、他の予測市場に参加する機会を逃すことはありません。 あなたが参加した市場のトークン保有量、およびトレードの要約が一番下のセクションに表示されます。   「Markets」ページ 「Markets」ページでは、すべての予測市場の概要と、市場作成ボタン、また市場を「解決済」にするオプションを提供します。 サイドバーからは、「既に解決済みの市場」「自分で作成した市場」「トレードを行った市場」「まもなく終了する市場」によって、このプレビューを簡単にフィルタリングできます。 また、市場で使用されているOracleタイプ(セントライズド、リアリティキー、ディフィカルティ)でフィルタリングすることもできます。 セントライズドOraclesを使用すると、Oracleを解決済みにして市場を解決済みにすることができます。リアリティキーとは、外部のOracleプロバイダを指します。ディフィカルティはブロックチェーンのディフィカルティを表します。現時点では、セントライズドOracleを使用している市場のみ、管理インタフェースで解決済みにすることが可能です。 タイトル、ディスクリプション、または特定の解決日、を用いて市場を探す場合は、入力フォームから市場を検索することができます。 またこのビューから、あなたが作成した市場を解決済みにしたり、フィーの支払いも可能です。   「Market Details」ページ ダッシュボードまたはマーケットページから「予測市場」をクリックすると、マーケット詳細ページに移動します。予測市場のディスクリプション、さまざまな結果オプション(カテゴリイベントの場合)の確率、また現在の推定価格(スカラーイベントの場合)の確率が表示されます。   またサイドバーに、マーケットの作成者、オラクルとトークンのタイプ、料金のパーセンテージ、総資金、現在の収益の数などが表示されます。   この詳細ページ内から、予測市場に参加して管理することができます。購入や売却、現在の保有量、自分が作成した市場の場合は、市場の終了、手数料支払い、などが可能です。カテゴリーイベントかスカラーイベントかに応じて、アウトカムとして、もしくはショート/ロングとして、トークンをトレードすることができます(カテゴリー・イベントとスカラー・イベントに関する予測市場での取引の詳細については、このブログ記事を参照してください)。   ページの下部では、1か月、1週間、または1日の期間を指定して、トークン(カテゴリイベントの場合)またはショート/ロング(スカラーイベントの場合)のチャートが表示されます。   「Create a Martket」ページ ダッシュボード、マーケット概要ページ、マーケット詳細ページにある「マーケットを作成」ボタンを使用すると、マーケット作成インターフェースが表示されます。ここでは、Oracleのタイプ、マーケットのタイトル、ディスクリプション、解決タイプ、結果タイプ(カテゴリまたはスカラー)、結果オプション(カテゴリのイベントの場合)、上限(スカラーイベントの場合)、またそれ以外のイベント詳細など、予測市場に関するすべての必要な情報を提供する必要があります。取引する通貨(ETHなど)、総収入から差し引く費用、および市場に提供する資金の総額を指定します。 最大2分以内で予測市場が作成できます(メトロポリスへアップデートした後は約15秒しかかかりません!)   (ソース元記事:https://blog.gnosis.pm/a-sneak-peek-into-the-gnosis-management-interface-1ff324c870b1)
Gnosis(ノーシス)とは?EthereumベースのICOプロジェクト

Gnosis(ノーシス)とは?EthereumベースのICOプロジェクト

2017/09/04 at 12:05 PM 0 comments
    Gnosis(ノーシス)は、イーサリアム(Ethereum)ベースの分散型予測市場プロジェクトです。ICO史上最速でトークンセールを終了し、数分で約1,200万ドルの資金調達を成功させ話題を集めましたが、プロジェクト全体像についてはあまり国内で解説されていません。本記事ではそもそも予測市場とはどういうもので、どんなインパクトを社会にもたらすのか、具体的に解説を行なっていきます。   ■Gnosis(ノーシス)とは? https://gnosis.pm/ Gnosis(ノーシス)はイーサリアム上に構築された分散型予測市場プラットフォームです。Gnosisは誰でもあらゆるイベントの結果を予測できるオープンなプラットフォームを提供し、予測市場アプリケーションの作成やカスタマイズを劇的に単純化させることを計画しています。   GnosisはConsenSys社が支持するプロジェクトで、マーティン・コッペルマンとステファン・ジョージによって創業、2015年1月よりプロジェクトが始動しています。このFounderの2名は2013年に、ビットコインブロックチェーン上に予測市場プラットフォーム「Fairlay.com」を創業しています。   ■そもそも予測市場とは? 予測市場とはあまり聞きなれない言葉かもしれません。 説明すると、予測市場とは株式市場のような市場システムを用いて"将来の出来事を予測する"という先物取引のような仕組みです。アメリカでは既にこの仕組みの活用が進んでいて、大統領選挙の結果やアカデミー賞受賞作品を見事に的中させたりといった事例が出始めています。   簡単に言うと、予測市場とはクラウド(群衆)の知恵で将来に起こることを予想するという手法です。   基本的に予測市場は「このイベントは発生するか?」というYes/Noで答えられる質問を投げかけられることから始まります。例えば、「Gnosisは5万円を超えるか?」といった具合です。これはまず、予測市場ユーザーに対して「あるイベントが発生する可能性がある」(今回の場合、「Gnosisは5万円を超える可能性がある」)ということを知らせることになります。そしてユーザーは任意のイベントの結果について、YESかNO(バイナリーポジション)の購入とトレードが可能となります。 予測市場上でクラウドパワーを利用して様々な数字の計算や数理的な仕事をこなすことで、潜在的により正確な「オラクル(神託・予言)」(=未来のイベントの結果)をもたらすことが可能になります。   予測市場、あるいは情報市場、アイデア・フューチャー市場と知られる市場のパイオニアである経済学者ロビン・ハンソンは下記のように言及しています。 「多くの経済学と金融の専門家によると、投機市場は典型的な情報機関です。別の言い方をすれば、活況な投機市場は、人々が情報を取得し、トレードを通じて共有し、その情報をより多くのオーディエンスを説得する合意価格に織り込むよう誘導するのを非常に上手に行います」 (フュターキー:私達は価値観に投票するが信念には賭けるべきか?2013  "Shall We Vote on Values, But Bet on Beliefs? - Robin Hanson." http://hanson.gmu.edu/futarchy2013.pdf)   Gnosisのまとめ まとめるとGnosisとは、イーサリアムという世界中のユーザーと接続できるパブリックネットワーク上で、将来起こる何かについて予想を行うアプリケーションをつくることができるプラットフォームで、その予想が適正な未来を予測し、人々の意思決定を助ける結果になるということです。 これまで組織が重要な決定を下す際には、その決定を裏付ける根拠を元に限られた人材が意思決定(中央集権型意思決定)を行いますが、広く世界中の群衆からその根拠を得て意思決定(分散型意思決定)できる、というのが最大の特徴です。   これに対しGnosisのCTO/Stefan Georgeは、「私たちは、予測市場プラットフォームがあらゆる分野においてプロセスを最適化し、世界中のユーザーに膨大な量の情報提供を行い、また利用される未来をビジョンとしています。ConsenSysの協力を受けることにより、私達はこの野心的なビジョンを実行するための最高のポジションに位置しています。このような統計を元にした、オープンかつ分散型の予測市場アプリケーションが、イノベーションを起こす時が熟したと考えています。」と語っています。   Gnosisを利用した具体例 ここからは具体的な例えを使ってGnosisがどう機能するのかを説明します。 メディア、読者、政府の意思決定、に例えてみましょう。 舞台は2003年のイラク戦争、開戦の根拠になった大量破壊兵器(WMD)について、メディアは高い可能性でイラクが大量破壊兵器を所持していると報道しました。人々の恐怖心から、このニュースはクリック数を稼ぎますが、結果としてイラクがそのような兵器を持っていた可能性は低いものでした。 もしあの当時、「イラクは大量破壊兵器を持っているか」という形式の予測市場があれば、読者を導く助けになり不合理な心配を緩和し、開戦を決定させた強硬な外交政策への支持を減らすことができたかもしれません。もし予測市場内で人々に対しこのように知らせることができたならば、政府は恐怖に突き動かされた政策から、定量的で事実に基づいた世論から生まれる政策へ舵を切ることが出来たかもしれません。   ■Gnosisが破壊する3つの巨大なビジネスモデル Gnosisアプリケーションレイヤーで今後生まれていくアプリケーションは、代表的なカテゴリーとして、「Insurance=保険」「Information Sales=情報販売」「Financial Markets=金融市場」の3分野が想定されています。 https://gnosis.pm/   それでは具体的にひとつずつ見て行きましょう。   ①保険市場〜既存のビジネスモデルに与えるインパクト〜 gnosisは、新しく且つ効率的な保険形態を創出するために使用することができます。損害やリスクを推定するために様々な予測市場が作成されるでしょう。例えば、「この家は洪水の被害を受けるのか?」という予測市場が立ち上がった場合、YES/NOのポジションを購入することが出来ます。群衆は自らの責任でポジションを購入する=賭けをすることになるので、慎重に数理的な根拠の元、判断する人が多いと考えられます。プロのアナリストが複雑なモデルを使用して予測に参加するケースもあるでしょう。そうして集まった投票結果を用いて、gnosis上で自動的に保険料が算定され、保険情報に関するデータベースが構築されていくことになるのです。この仲介者を必要としなくなるプロセスは、従来の保険金のコストを大幅に削減する可能性があります。   ②インフォメーションセールス〜IoTとAIとの組み合わせでパワフルな予測が可能に〜 インフォメーションセールスの予測市場アプリケーションは、「インサイダー情報の販売」と「デバイスデータの販売」という2つの主要カテゴリが予想されます。前者は信じられないほど高い有用性を持っていますが、合法性が懸念されます。後者の「デバイスデータの販売」は、効率的なIoT事業の最適化をもたらすことができるでしょう。例えば、あるスマートカーが、「今、渋滞していない最も最適なルートは?」という予測市場を立ち上げた場合、AIを用いてマシン間の相互会話が発生する可能性もあり(これは非常にWaze https://www.waze.com/ja/ に似ています) 、IoT演算を直接最適化し、マシン間のやりとりやAIに関する予測市場の魅力的な未来を想像することが出来ます。   ③金融市場〜現状モデルでは生まれ得なかった市場インパクトを生み出す〜 予測市場の登場は、金融市場全般に対して真の意味で変革をもたらす可能性があります。例えば「Aというトークンの値段がBまで上がるか?」という予測市場が立ち上がった場合、プロのアナリストや世界中の投資家達がこの予測市場に参加し、あらゆる条件を考慮してYES/NOのバイナリーポジションをとることになるでしょう。   このように予測市場の金融分野アプリケーション上で、取引所や金融市場に対する適正なフィードバックや予測が起きることにより、金融市場は新世代の扉を開き、より効率的な市場形成と、過度なボラティリティを防ぐことが可能になります。   ■Gnosis Teamメンバーの紹介 MARTIN KÖPPELMANN @koeppelmann Co-Founder, CEO Prediction market expert making conceptional design decisions.    2015年1月にConsenSys社へ参加し、GnosisプロジェクトをStefan Georgeと共に立ち上げ、gnosis社CEOとして予測市場のコンセプト設計や意思決定を行なっています。MARTINは2010年にハッソ・プラットナー・インスティテュート(Hasso Plattner Institute)にて学士号を取得、2013年に修士号を取得、専攻はITシステムエンジニアリング。   “ハッソ・プラットナー・インスティテュート(以下、HPI)は、世界的ソフトウェア企業SAP AGの創設者の1人、ハッソ・プラットナー教授が設立した官民共同の研究施設。SAP AGの研究開発施設、SAPイノベーション・センターと同じくポツダム大学の敷地内にあり、世界各国から学生を集め、デザイン・シンキングを教えています。” (WORKSIGHTより転載 http://www.worksight.jp/issues/192.html ) STEFAN GEORGE @StefanDGeorge Co-Founder, CTO Leads development and architectural design of Gnosis.    2015年1月にConsenSys社へ参加し、MARTINと共にGnosisプロジェクトを立ち上げた共同創設者。gnosis社ではCTOとして、開発を指揮し主にアーキテクチャ設計を行なっています。STEFANは2010年にポツダム大学で学士を取得し、2013年にはMARTINと同じくハッソ・プラットナー・インスティテュート(Hasso Plattner Institute)にて修士号を取得、専攻はITシステムエンジニアリング。  在学中にSAP Labsにてipadアプリケーション開発を行うほか、SEOキーワード重複検出アルゴリズムの開発や、Python等の複数の言語を使用して分散型スケーラブルクローラの開発、検索エンジン開発など、多数の開発経歴を持ちます。 MATT LISTON @malloc8 Chief Strategist Advances strategy, communications, and business development.    2016年5月にConsenSys社に参加し、gnosis社ではCSOとして主にビジネス面で戦略立案を担当。MATTはアメリカ合衆国カリフォルニア州のオクシデンタル大学を卒業後、自身で起業を経て、Augurプロジェクトを設立し、Founder/CEOとして$5.3Mを調達しています。その後もEthereum FoundationにおいてCommunity Evangelism and Communications Consultantとして活躍し、EnlightedのIoTブロックチェーンソリューション設計にも携わっています。   ■Gnosisプロジェクトに興味をもった方へ ERC20に準拠しているGNOトークンは、アメリカ最大の取引所「poloniex」にて入手または取引することが可能です。https://poloniex.com/  
Gnosis ICO、数百万ドルを集める一方で

Gnosis ICO、数百万ドルを集める一方で

2017/04/26 at 11:54 PM 0 comments
Gnosisは数分で数百万ドルを集めることに成功したことで、記録的短時間で資本投資を得ることができたICOの一群に加わりましたが、実際に初期投資家に渡った価値について一部の人々は疑問を持っています。 Gnosis(ノーシス)のICO(イニシャルコインオファリング)が2017年4月24日にローンチし、GNOトークンセールで独自のオークションスタイルを用いながら記録的な速さで1200万ドル以上を集めました。   Gnosisはセールのクローズに二つのパラメータを設定しました。250,000ETHを集めるか、あるいは提供トークンを全て売り切るか。ICOのローンチ後、どちらかのゴールへの到達がセールのクローズのシグナルとなり、そして時間が経つにつれ、ダッチ・オークションと同様に、トークンの価格が減少していきます。オークションは期待に反してオープンから数分でクローズし、これはこの短い「機会の窓」に入れた投資家だけがETHを払ってGNOトークンの持ち分を持ち帰る事ができたことを意味します。セールの終わり頃には、Gnosisは250,000ETHを集めた後、GNOトークンの価値を29.85ドルとしました。それと交換に、それらのトークンの内418,777が投資家に分配されました。残ったGNOトークンの大きな部分が、会社による保持となりました。オークションから一週間後、トークン保持者はPoloniex取引所でトークンを自由に取引できるようになります。       Gnosisは予測市場の様相をブロックチェーン技術を用いて変えるつもりです。しかし会社の2016年12月12日のブログで公開された、オークションが実施されるやり方を示す例は少なからず「ずれた」ものでした。   Gnosisが見込みの投資家に提供したグラフによれば、オークションの最初の9分間資金を集めることをGnosisが意図していなかったことは明らかです。が、実際は数百万ドルを集めました。この実際の出来事と予想されたそれの間の相違について、数名以上のredditユーザーが不満を表明しました。この人気討論サイトのあるスレッド内の投稿がTwitterに出回り、少なからず注目が集まりました。 https://twitter.com/blakeir/status/856889225182142466/photo/1?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.ethnews.com%2Fgnosis-ico-raises-millions-and-eyebrows   Gnosisの共同創業者でCEOのマーティン・ケペルマンはredditやTwitterに掲載された文面についてコメントを控えています。だたし、Gnosisのオファリングの成功と開発者のトークンを一年間ロックすることへのコミットメントを考えると、これらの行動はソーシャルメディアサイトでのネガティブな反応を和らげるかも知れません。 https://twitter.com/gnosisPM/status/856833249032777730?ref_src=twsrc%5Etfw&ref_url=https%3A%2F%2Fwww.ethnews.com%2Fgnosis-ico-raises-millions-and-eyebrows   Gnosisのウェブサイトて提供されているタイムラインでは、第2四半期フェーズにおける次のステップとして、ベルリンでの追加オフィススペースの設置、gnosis.js ツールのベータ版とEDCC(実行可能な分散コードコントラクト)のローンチ、管理インターフェースの生成、そしてGnosisDBと名付けられた彼らのデータベース向けに安価な汎用ストレージレイヤーを構成することが計画されています。   2017年4月26日、Gnosisのブロク記事の参照日を訂正しました。     ジェレミー・ネーション/JEREMY NATION ジェレミー・ネーションはロサンゼルスに住む、テクノロジー、人権問題、そして料理に関心を持つライターです。ETHNewsのフルタイムスタッフライターで、ETHホルダー。   ETHNewsは自らの編集方針にコミットしています。 読んで面白かったですか?@ETHNews_で私達をフォローして、Gnosis、ICOまたはその他のイーサリアムビジネスと金融のニュースの最新情報を受け取りましょう。   (ソース元記事:https://www.ethnews.com/gnosis-ico-raises-millions-and-eyebrows)
【GNO】Gnosis(ノーシス)のベータ版が登場

【GNO】Gnosis(ノーシス)のベータ版が登場

2016/07/14 at 8:41 PM 0 comments
分散型予測市場の最新機能と今後の計画 Gnosis周りのニュースはここ数ヶ月、静かなものでした。Gnosisチームは、次のソフトウェアリリースに向けてた開発を続けており、数週間のうちに皆さんと共有できることに興奮しています。私達の2つのメジャーな新機能には、予測市場の第一ステージ、そして誰もが自身のGnosis市場を作成できる機能が含まれます。それが何を意味するか、そしてどう今後の計画に関連するかをご説明します。   ■Gnosisは誰でもオラクル(=預言者)になれる 予測市場は市場を解決するのにオラクルを必要とします。スマートコントラクトと予測市場の文脈におけるオラクルとは、現実世界のイベントデータをブロックチェーンとスマートコントラクトのエコシステムに読み込み処理させる主体です。 これは具体的には、「ある選挙でA氏が当選するか落選するか?」というスレッドがGnosis上に立てられた際、そのスレッドに参加している個人がA氏の選挙結果を提出するという形で、クラウド(=群衆)の力を使ってオラクルがブロックチェーンとスマートコントラクトにデータを記録するという仕組みです。 そのほかにも、気象観測所が気象データをアップロードする、あるいはブルームバーグ社等の現行のフィードの提供元による株価を提出するといった形で行われます。以前のオラクルに関するブログ投稿でこのトピックについて詳細に書きました。 イベント解決のためのさまざまな信頼性が高く高速なオラクルがあることは、Gnosisと予測市場のさらなる発展に必須です。その理由から、私達はオラクルのための市場を作りました。私達の今度のリリースで、誰でもオラクルの提供元として登録し、一定の手数料でデータを提出することが可能になります。将来のリリースにおいて、ソーシャルメディアを通じた評判のブートストラップ、データ特化設定、オンチェーンオラクル、そして冗長オラクルやアルティメットオラクルのようなセキュリティの機能が利用可能になります。 私達のビジョンは、Gnosisをスタンドアローンのプラットフォームとして機能させることで、オラクル提供元をスマートコントラクトの生態系全体とつなぐ予測(=オラクル)市場を作ることです。 今後は、ほぼ全ての一定の複雑さを持つDapp(分散型アプリケーション)が何らかの形で外部データを必要とするでしょう。   ■クラウド(=群衆)に由来する市場 真に分散型の予測市場は、集権化された当事者からクラウドにプラットフォームの支配を移転すべきだと考えています。 そこへ向けて私達は第一ステップとして、参加者が誰でも自身の予測市場を作れる事を可能にします。Gnosis Dapps インターフェースでは、誰でも新たな市場を公開できるようになります。それを行うプロセスはとてもシンプルなもので、市場の名前と説明、そして解決の詳細を入力し、オラクルへの提供費用を選択、そして初期の補助金を用意するだけです。この初期の補助金は市場の開始時における流動性の提供に用いられます。初期確率分布を設定し初期の補助金提供のコストを相殺するため、市場作成後すぐに株式を購入することが推奨されます。 もう一つの、次のリリース後に控えている主要な機能は、参加者が市場の補助金をクラウドファンディングする機能です。より大きい額の補助金はより正確な確立集約の結果となり、ユーザーが初期に株式を購入するインセンティブにもなります。補助金は5イーサから50イーサ、あるいはそれ以上の金額です。負担を軽減するため、市場作成者がこの初期の補助金をクラウドファンディングするための簡単なツールをリリースするつもりです。 もう一つの予定されている機能は、一層モジュラーなコードベースです。近々、新たな市場スコアルール、オラクルそしてトークンの実装はスマートコントラクトの開発者にとって単純でオープンなプロセスになります。 汎用的なスタンドアローンオラクル市場の構築とともに、真の群衆による参加とカスタマイズを可能にすることはGnosisのビジョンの主要な部分です。これはGnosis上での自分の予測市場アプリケーション作成のための一層シンプルなツールに向け徐々に進化していきます。予測市場は驚くほど広範な利用ケースに用いることができ、ギャンブルや金融の用途からガバナンス、保険、そして情報収集まで多岐にわたります。私達のエコシステム向けにカスタマイズツールを作成するのは必須であり、人々が予測市場アプリケーションを始めるのをフェイスブックページの設置と同じぐらい簡単にするだろうと私達は考えています。利用ケースそれぞれが独自のインターフェースを必要とし、異なった規制経路を要する可能性があります。 Gnosisでこれらの機能が稼働するのを、そして今後の計画についての更新をお楽しみに。 (ソース元記事:https://media.consensys.net/a-wild-gnosis-appears-in-beta-5c085dae2d7c)